HOME > よくある質問 > 損害賠償について > 誤って徒歩で高速道路に侵入して交通事故に遭った場合、過失割合はどうなりますか?
高速道路は、人の通行を予期していない場所であるため、人の過失割合が非常に大きくなります。
高速道路は人の進入が禁止されているところです。通常は人の通行を車は予測していないことになります。しかし、高速道路において人対自動車の事故は起きています。一般道では、横断歩道上の人対自動車の過失割合は人0対100で、横断歩道以外でも人対自動車の過失割合は10~20対80~70です。一方、高速道路は、前述のとおり、人の通行を予期していない場所であるため、人の過失割合が非常に大きくなります。
迷い込んで高速道路に入ってしまった場合の基本過失割合は人80対20です。車に著しい過失や重過失が認められる場合は、人の過失割合の減算要素となります。
また、自動車の故障が原因で停車した車から降りていた場合や、人が高速道路の工事関係者であった場合の基本過失割合は、人40対自動車60です。人の視認不良、著しい過失、重過失が認められる場合は人の過失割合の加算要素となります。一方、人が停止表示機材を設置していたり、車に著しい過失、重過失があったりする場合は、人の過失割合の減算要素になります。