弁護士法人 TLEO虎ノ門法律経済事務所 静岡支店 交通事故被害者相談

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交通事故で胎児を死産しました。死亡慰謝料は請求できますか?

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Answer

交通事故における胎児が死産してしまっても、死亡とは扱われません。

胎児はまだ人として出生していないからです。人と認められなければ損害賠償請求する権利もまた認められません。

しかし、一方で胎児の死産については母親の損害賠償請求において、慰謝料の増額事由として扱われることがあります。胎児を失った母親の精神的苦痛は相当なものであるからです。この胎児の母親の慰謝料については、定まった基準はなく、事案ごとで金額に変動がありますが、裁判例をみると、傾向としては、出産予定日に近いほど金額が大きくなるようです。

また、父親に対する慰謝料については、認められる場合と認められない場合とで分かれています。裁判例でみると、胎児を失ったことによる損害は母親の慰謝料をもって補填されるとして父親の慰謝料を認めないとする判例がある一方で、胎児を失ったこと自体の苦痛については、父親と母親の区別をする理由がないとして父親の慰謝料を認めた判例があります。

また、いずれの場合も胎児を失ったことと交通事故との因果関係を証明しなければなりませんので、注意が必要です

  • 胎児の死産は死亡にはあたらないので、死亡慰謝料は請求できない
  • 母親の慰謝料増額事由として扱われることがある