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損害賠償金は定期的に支払いを受けることは可能ですか?

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Answer

交通事故の損害賠償金は、一時金というかたちで一括支払いされるのが通常です。これを一時金賠償といいます。一方、定期的な期間に連続して支払われる賠償金のことを定期金賠償といいます。

定期金賠償金には、一時金賠償にないメリットがあります。いわゆる植物状態になった場合など、将来の介護費に変動が生じることがあります。定期金賠償であれば、そのときの症状・状態に応じた賠償金を得ることが可能です。また、植物状態にある人の余命についても争点にあることがありますが、一時金賠償で算定される平均余命以上存命していた場合に治療費を打ち切られるということになります。これでは現実の損害に則していないと言えます。定期金賠償であれば、死亡時まで介護費を賠償されるため、より現実の損害に即していると考えられます。

また、一時金賠償では控除される中間利息も、定期金賠償では控除されません。

一方で、定期金賠償にもデメリットがあります。一番大きいものは、やはり履行の確保という点です。一時金賠償は一括で支払われるため、将来の履行可能性について問題になることはありません。しかし、定期金賠償では、加害者の支払能力が将来において担保されていないため、介護費を受け取れない可能性が当然として存在します。
また、一時金賠償と違い、定期金賠償では支払いにより一度に紛争を解決することができません。将来にわたって支払いが継続していくということは、将来にわたって加害者、被害者の関係が続くことになります。この場合の被害者の被害者意識が薄れることなく続く可能性は否定できません。

このように、賠償金の支払い方法には2種類あり、被害者が定期金賠償を求めることは可能です。逆に加害者が定期金賠償を求める場合は、事案によって認められる場合と認められない場合があるようです。

  • 損害賠償金は一時金賠償と定期金賠償という支払い方法がある
  • それぞれにメリットとデメリットがある