弁護士法人 TLEO虎ノ門法律経済事務所 静岡支店 交通事故被害者相談

054-204-5620 24時間WEB予約

有給休暇を利用して通院した場合、休業損害は支払われないのでしょうか?

HOMEよくある質問損害賠償について > 有給休暇を利用して通院した場合、休業損害は支払われないのでしょうか?

Answer

交通事故の受傷により有給休暇を使用して通院した場合でも、休業損害は請求できます。

有給休暇は文字通り、労働をせずとも給与が発生する休暇のことを指します。交通事故に遭った被害者が自身の有給休暇を使用して、通院した場合、休業損害として加害者に請求することができるのでしょうか。

有給休暇の使用によって、被害者にとっての現実の収入の減額は発生し ていません。しかし、本来交通事故に遭わなければ、通院で消化した有給休暇はそのまま残っていたことになります。有給休暇は労働者に与えられた権利です。有給休暇はいかなる理由であっても労働者が自由に使用できるものです。つまり、有給休暇には財産的価値があるということです。その有給休暇を、交通事故による受傷の治療により、使わざるをえなくなったわけですから、有給休暇の財産的損害が発生したと解することができます。
つまり、交通事故の受傷により有給休暇を使用して通院した場合、休業損害は請求できるということです。

具体的にいくら請求できるのかというと、自賠責保険基準では1日当たり5700円から1万9000円の範囲で算定されます。弁護士基準は、基礎収入で算定することになります。

有給休暇を利用した場合の休業損害の請求方法は、通常の休業損害と同様です。勤務先に休業損害証明書を作成してもらい、それを保険会社に提出します。その際、有給休暇を使用した旨がちゃんと記載してあるか確認するようにしましょう。

有給休暇を利用して通院するか、欠勤して通院するかは被害者の判断に委ねられています。欠勤した場合はその間の収入は得ることはできませんが、休業損害でその収入の減額分が補償されます。一方、有給休暇を利用した場合は、収入に減額もなく、休業損害も請求できますが、有給休暇は使用した分だけ減ります。

  • 有給休暇を利用して通院しても、休業損害は請求可能
  • 欠勤して通院するか、有給休暇を利用して通院するかは本人の意思で決められる