HOME > よくある質問 > 後遺障害について > 距骨骨折について教えてください。後遺障害はどうなりますか?
距骨とはかかと付近にある7個の足根骨のうちのひとつをさします。足の甲を内外に動かす働きをしています。交通事故では、転倒といった足首に大きな力が加わることでこの距骨骨折をすることがあります。
距骨骨折の後遺障害は以下のとおりです。
運動障害
1下肢の3大関節中の1関節の用を廃したもの | 8級7号 |
1下肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの(関節の可動域が健側の関節と比べ2分の1以下に制限されている場合) | 10級11号 |
1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの(関節の可動域が健側の関節と比べ4分の3以下に制限されている場合) | 12級7号 |
神経症状
局部に頑固な神経症状を残すもの(画像所見などにより、神経症状の発生を医学的に証明できるもの) | 12級13号 |
局部に神経症状を残すもの(医学的には証明できなくても、被害者の自覚症状を医学的に説明できるもの) | 14級9号 |
距骨骨折は、場合によっては脱臼や距骨周辺部の骨折が併合します。脱骨した場合、距骨への血流がなくなり、距骨が壊死してしまいます。この壊死からさらに変形性足関節症を発症することがあり、距骨骨折には適切な治療が必要となります。