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より上級の等級に至らない場合の慰謝料

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より上級の等級に至らない場合の慰謝料

後遺障害等級よりも高額の慰謝料を認める場合

後遺障害慰謝料は、認定された等級により画一的に定められていますが、個別具体的な事情により慰謝料額が増額されることがあります。特に、認定された等級の中でも程度の差が生じることはあり、より上級の等級に至る可能性が全くないものから、より上級の等級とほとんど相違ない程度のものまであります。そのようなことから、症状によっては、より上級の等級の慰謝料額を参考にして慰謝料額が増額されることがあります。

醜状事案の慰謝料

交通事故の怪我によって、体に醜状が生じることがあります。これについての慰謝料は、後遺障害等級においては、外貌(東部、顔面部、頸部等)の醜状と上肢・下肢の醜状について定められているものの、その傷跡の大きさが手のひら大以上であることや少なくとも5センチメートル以上の線状痕であることなどが求められており、それに満たない醜状については後遺障害等級が認定されません。また、より上級の等級の要件を満たさないとしても、下級の要件は容易に認められるようなケースも多くあります。

例えば、外貌醜状痕で12級(外貌に醜状を残すもの)には該当するが、7級(外貌に著しい醜状を残すもの)には至らないものについては増額が認められることがあります。

慰謝料の増額を認めた裁判例

過去の裁判例では、醜状痕(左大腿部に12センチ×8センチ、左膝裏に10センチ、×4センチ)が生じた高校生(女子)につき、後遺障害等級が14級の認定にとどまっていた事案において、被害者の受けた客観的な精神的苦痛を具体的に判断するべきとして慰謝料額と400万円とした事案もあります。なお、後遺障害等級12級の慰謝料額が弁護士基準によっても290万円であることからすれば、この事案は慰謝料の大幅な増額が認められた事案であるといえます。また、左顔面裂傷等で約8年4か月もの長期にわたって治療を続けて、それでもなお顔面に醜状が生じた女児(症状固定時9歳)について、加害者が飲酒による居眠り運転をしていたことや被害者が皮膚移植を繰り返したことなどが考慮され、実際の後遺障害等級の認定は12級であったものの、後遺障害慰謝料額を784万円とした事例もあります。

その他の慰謝料増額の裁判例

その他にも、醜状の慰謝料増額事案の他に、事故前から視力がほとんどなかったものの、事故後に完全に視力を喪失した事案において、左上肢及び左膝の神経症状(14級認定)の後遺障害が生じたことも踏まえて、後遺障害慰謝料額を330万円と定めた事案もあります。このように、醜状以外の事案においても、慰謝料の増額が認められることがあり、後遺障害慰謝料は少々特殊な事案では個別具体的な判断がなされることが窺えます。

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