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交通事故により後遺障害8級(右下肢機能障害、醜状痕)の後遺症が残った被害者(44歳・女・主婦)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害8級(右下肢機能障害、醜状痕)の後遺症が残った被害者(44歳・女・主婦)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、後遺障害等級8級であることに加え、右下肢には色素が沈着し、形状も目立つ手術痕が残るに至ったこと、加害者の本件事故後の対応には誠実さを欠く面があったことを否定できないこと、原告の年齢、事故後の生活状況等から、後遺障害(後遺症)による慰謝料として950円と認めるのが相当であるとされた。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害(後遺症)による逸失利益について、家事のかたわらお茶の販売業を営み、かつ和文タイプ作業の委託、原稿の手書き作業等の委託を受けて収入を得ていたこと、被害者のこれまでの職歴、労働意欲及び労働能力に照らすと、症状固定時の賃金センサス女子労働者学歴計50歳ないし54歳平均年収額を基礎収入として算定された。

交通事故との因果関係

交通事故により大腿骨開放性骨折等の傷害を負い、右膝関節、右足関節拘縮が現れて治療を受けていたにもかかわらず約4年後に再骨折をし、また事故の1年後に骨粗鬆症を発症したことについて、いずれも本件事故と相当因果関係を認めるのが相当であるとされた。

弁護士からのコメント

交通事故と事故後4年が経過した後の再骨折及び事故後1年が経過した後の骨粗鬆症について、事故との因果関係が争われた事例です。交通事故の他に、再骨折や骨粗鬆症を引き起こす要因が特定されていなかったことや交通事故による影響が疑われたことなどから、因果関係が認められるに至っています。事故から数年が経過した後の症状については、事故との因果関係が否定されやすいですが、丁寧な主張立証活動によりこれが認められており、大変参考になる裁判例であるといえます。