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交通事故により後遺障害等級6級(外貌醜状等)の後遺症を残した被害者(女性・症状固定時37歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級6級(外貌醜状等)の後遺症を残した被害者(女性・症状固定時37歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害慰謝料

後遺障害による慰謝料について、後遺障害の内容、程度に加え、女性である原告にとって、特に、顔面の線状痕、瘢痕の後遺障害及び分娩の際に障害を生じる可能性のある産道狭窄の後遺障害は精神的苦痛の大きい後遺障害であることを考慮すると、後遺障害による慰謝料の額は、1300万円とするのが相当であるとされた。

後遺障害による逸失利益

後遺障害による逸失利益について、被害者の勤務先はホテルの経営等を行う会社であり、本件事故当時、被害者が同社の広報誌の制作の責任者として、リゾート地の取材等の仕事を行っていたこと、本件事故後、復職した後も対外的に人と対面して応対する仕事を行ってきており、将来もそのような仕事を行うことが予想されることなどを考慮し、労働能力喪失率としては35%とするのが相当であるとされた。

弁護士からのコメント

顔面に著しい醜状の後遺症を残した被害者(女性・生命保険の外交員)の慰謝料や逸失利益等を判断した裁判例です。被害者が対外的に人と対面して応対する仕事をしてきたことなどから、顔面の線状痕、瘢痕により労働能力喪失率を35%と認めています。なお、この事案では、被害者が自らの努力により所得の減少を防いでいたという経緯がありましたが、そのことを理由として労働能力を喪失していないとすべきではないとされています。労働能力の喪失について、大変参考になる判断を示した裁判例といえます。なお、分娩の際に障害を生じる可能性のある産道狭窄それ自体は、労働能力に影響するものではなく、後遺障害慰謝料の増額事由として考慮すべきものであるとも判示されています。