弁護士法人 TLEO虎ノ門法律経済事務所 静岡支店 交通事故被害者相談

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交通事故により後遺障害等級4級(左上下肢の片麻痺、脳外傷後遺症(高次脳機能障害及びてんかん)、腓骨神経麻痺、視野欠損)の後遺症を残した被害者(男性、症状固定時21歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級4級(左上下肢の片麻痺、脳外傷後遺症(高次脳機能障害及びてんかん)、腓骨神経麻痺、視野欠損)の後遺症を残した被害者(男性、症状固定時21歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、被害者が交通事故による受傷及び後遺障害により多大の肉体的、精神的苦痛を受けたことは明らかであり、その後遺障害慰謝料として1840万円と定めるのが相当であるとした(なお、原告の後遺障害は、必ずしも等級表で評価し尽くされているとはいい難い高次脳機能障害を伴うものであることを考慮し、等級表4級に該当する後遺障害に対し通常認められる金額よりも多額の慰謝料が定められた。)。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害(後遺症)による逸失利益について、被害者が正社員として会社勤めをするなどして、通常の社会人として就労する意思も能力もあったと考えられるとして、毎年、統計上の平均賃金552万3000円(平成17年度賃金センサスの産業計・企業規模計・学歴計の男子労働者全年齢平均)を得ることができたのに、後遺障害によりその92%を失ったものと推認するのが相当であるとした。

後遺障害(後遺症)による介護費用

後遺障害(後遺症)による介護費用について、被害者が本件事故に由来する後遺障害により、症状固定後も平均余命の58年(平成17年簡易生命表)にわたり、日常的に、近親者の看視(見守り)や教示(声かけ)を必要とする状況に置かれ、近親者にその負担をかけることを余儀なくされたというべきとし、その負担を年額36万5000円(1日当たり1000円)と認めるのが相当であるとした。

弁護士からのコメント

高次脳機能障害の後遺症について、その慰謝料や逸失利益などが症状等により実質的に判断された事例です。高次脳機能障害による労働能力の喪失や介護費用は症状により様々であるため、当事者間で損害額が大きく争われることがあります。裁判手続きでは、その症状などを具体的に適示して損害を立証していくことが必要となります。