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交通事故により顔面醜状及び疼痛の障害を残して症状が固定した被害者(26歳・女・バス旅行添乗員)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により顔面醜状及び疼痛の障害を残して症状が固定した被害者(26歳・女・バス旅行添乗員)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、後遺障害の内容・程度のほか、本件事故が見通しの良い道路を通常に走行中の被害者運転の原動機付自転車の後部から、加害者運転の普通乗用車が規制に係る最高速度を20キロメートル以上超過して衝突したという態様のものであったこと、加害者が酒気帯び運転であったこと、所要の救護等の措置を取らずに現場を立ち去ったことなど、さらに、被害者は事故発生当時20歳代の未婚の女性であり、事故の結果高校生のころ以来希望していた職業につくことを断念するに至ったことなどを斟酌し、1250万円の慰謝料が認められた。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害(後遺症)による逸失利益について、被害者の受けた傷害痕は、人目につく線状瘢痕であること、被害者は高校生のころから海外旅行の添乗員となる希望を有し、大学在学中に一般旅行業務取扱主任者の資格を取得し、卒業後は海外旅行関係の事業を行う会社に就職するなどしていたなかで本件事故に遭遇したこと、被害者は本件傷害痕が添乗員として勤務するうえで支障となるものと考え会社を退社したこと、その後は希望していた海外旅行の添乗員となることを断念したことなどから、被害者が受けた後遺障害の部位、程度、被害者の年齢等を考慮して、当該後遺障害が就労に影響を与えうるとの被害者の主張を認め、症状が固定した当時の27歳から10年にわたり、10パーセントの労働能力を喪失したものと認められた。

弁護士からのコメント

顔面に著しい醜状の後遺症を残した被害者(女性・海上自衛官)の慰謝料や逸失利益等を判断した裁判例です。外貌醜状は、性別や年齢、職業などにより労働能力の喪失率が変わると考えられます。そのため、被害者としては、どのような理由で外貌醜状により仕事に支障があるかを丁寧に主張立証することが必要となります。