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交通事故により後遺障害等級併合11級(外貌醜状等)の後遺症が残った被害者(症状固定時29歳・女性)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級併合11級(外貌醜状等)の後遺症が残った被害者(症状固定時29歳・女性)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、基本的には後遺障害等級併合11級の基準慰謝料として390万円となるが、被害者が未婚女性として、多大な苦痛や困難を受けることを考慮すれば、約3割増額した原告主張どおりの500万円とするのが相当であるとした。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害(後遺症)による逸失利益について、外貌醜状による接客や対人関係の障害による就労への悪影響、顎の痛み、開口運動障害、入れ歯による頭痛、対人関係の障害が明らかに生じていることが認められ、これにより20%の労働能力を喪失したものと認めるのが相当であるとされた。また、労働能力喪失期間については、外貌醜状による接客や対人関係の障害による就労への悪影響、入れ歯による対人関係の障害は、年齢を経ること、さらには慣れ等により労働能力に与える影響は軽減するものと考えられるなどとし、50歳に至るまでの21年間とみるのが相当であるとされた。

弁護士からのコメント

外貌醜状等の顔面の後遺症を負った未婚女性の慰謝料や逸失利益が争点となった事例です。外貌醜状は、性別や年齢、職業などにより労働能力の喪失率が変わると考えられます。そのため、被害者としては、どのような理由で外貌醜状により仕事に支障があるかを丁寧に主張立証することが必要となります。また、労働能力喪失期間についても、加齢や慣れによる影響があると考えられ、この裁判例においても50歳以降の労働能力喪失は認められていません。