弁護士法人 TLEO虎ノ門法律経済事務所 静岡支店 交通事故被害者相談

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交通事故により後遺障害等級併合11級(頸部痛、眼瞼下垂、右上肢知覚障害等)の後遺症が残った被害者(事故当時38歳・女性・女優、ホステス)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級併合11級(頸部痛、眼瞼下垂、右上肢知覚障害等)の後遺症が残った被害者(事故当時38歳・女性・女優、ホステス)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、後遺障害の内容(等級表併合11級)、残存する後遺障害の生涯にわたる症状負荷の可能性、眼瞼下垂などによりホステス業および女優としての活動が困難になったという事情、心理的なストレス、歯牙障害、事故後の加害者側の対応を考慮すると、本件事故に起因して発生した原告の後遺障害による慰謝料としては590万円を認めるのが相当であるとされた。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害(後遺症)による逸失利益について、頸部痛、眼瞼下垂、右上肢知覚障害は、原告の今後の就労先の選択を狭めるほか、職務内容にも制限が伴い、殊に、女優やホステスとして稼働していくに際しては、眼瞼下垂は仕事に重大な支障を生じさせるものと認められるが、ホステス業及び女優は、昨今の厳しい経済不況の下、景気により売上が大きく変動する性格のものであることなどから、本件における労働能力喪失率は、労働能力喪失期間の27年間を3期間に分けた上で、各期間に応じて、35%、20%、14%と順次逓減するものと認めるのが相当であるとされた。

弁護士からのコメント

顔面の後遺症を負った女性の慰謝料や逸失利益が争点となった事例です。眼瞼下垂という後遺症を残した事案ですが、外貌醜状と同様に、性別や年齢、職業などにより労働能力の喪失率が変わると考えられます。この裁判例では、女優業などに直接支障を来すと判断され、27年間の労働能力喪失期間が認められるなどしています。また、後遺障害慰謝料についても、11級の事案としては比較的高額な慰謝料額となっています。被害者の職業に照らして、その救済を図った裁判例であるといえます。