弁護士法人 TLEO虎ノ門法律経済事務所 静岡支店 交通事故被害者相談

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交通事故により後遺障害等級併合11級(脳挫傷、肺挫傷、左鎖骨骨折、左腎破裂、慢性硬膜下血腫等)の後遺症が残った被害者(症状固定時37歳・男・整形外科医)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級併合11級(脳挫傷、肺挫傷、左鎖骨骨折、左腎破裂、慢性硬膜下血腫等)の後遺症が残った被害者(症状固定時37歳・男・整形外科医)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、後遺障害の内容、これに伴う日常生活への影響、本件事故の態様等を考慮すると、後遺障害についての慰謝料は、500万円が相当である。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害(後遺症)による逸失利益について、症状が固定した当時37歳であったところ、本件事故による後遺障害の結果、就労可能な30年間にわたり労働能力を20パーセント喪失したということができるとした。

弁護士からのコメント

脳挫傷等により複視等の後遺症が残った医師の後遺障害慰謝料等が争点となった裁判例です。被害者は、脳挫傷等による後遺症として、記憶障害を主張していましたが、その医学的根拠が不十分であったことから、その後遺障害の存在は認められていません。なお、判決文では次のように判示されています。
「後遺障害等級五級に相当する後遺障害が残存していると主張し、前示事実関係によると、本件事故の前とは異なり、整形外科医として手術を行うことができなくなっていることは一応認められるものの、他方において、前示事実関係によると、原告甲野は、本件事故の当時勤務していた病院に復帰し、本件事故前の勤務体制に戻っていること、原告甲野の神経心理学的検査結果は、正常であることが認められ、原告甲野が訴える記憶障害は、医学上の根拠に乏しいというべきであり(千葉リハビリセンターの医師が原告甲野について平成一六年一〇月一八日付け作成した意見書には、「受傷前の状態と比較すると障害は中等度以上と判断します。」との記載があるが、その医学上の根拠は明らかでない。また、仮に原告甲野が訴えるような記憶障害が残存しているとしても、前示事実関係によると、記憶を補完する代償手段は確立しているというべきである。)、これらの事実関係に照らすと、神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができない状態にあるとまではいえない。」