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交通事故により死亡した被害者(52歳・男・タクシー乗務員)の慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により死亡した被害者(52歳・男・タクシー乗務員)の慰謝料等を判断した裁判例

死亡による慰謝料

死亡による慰謝料について、交通事故の被害者本人につき、被害者の年齢、家族構成、本件事故態様等の事情を考慮し、慰謝料として2600万円が認められた。
その妻は被害者と幼なじみで仲の良い夫婦であり、集中治療室にいた被害者の姿に衝撃を受け、体調もすぐれず、2か月程仕事を休んでいること、被害者の妻及び子2人が加害車運転者の居眠り運転による本件事故でかけがえのない被害者を奪われ、悔しさと怒りでいっぱいであること等の事情を考慮し、被害者の妻につき200万円、被害者の子2人につき各100万円の精神的慰謝料が認められた事例。

死亡による逸失利益

死亡による逸失利益について、本件事故当時、個人タクシー事業許可等の要件を満たしていたわけではなく、勤務会社退職後個人タクシー事業を営み75歳まで稼働した蓋然性が高かったとはいえないが、本件事故に遭わなければ定年退職後も勤務会社において67歳まで就労可能であったとして、本件事故年度の賃金センサス産業計男性労働者学歴計年齢別平均賃金を基礎とし、生活費控除率を40パーセントとして定年後の逸失利益が認められた。
年金受給につき、60歳から平均余命の80歳まで厚生年金を受給することができたとして、就労による支給停止分を控除し、生活費控除率を60パーセントとして逸失利益が認められた。

弁護士からのコメント

この裁判例は、交通事故により死亡した被害者について、被害者が一家の支柱であることを前提として、2600万円の慰謝料を認めており、遺族の慰謝料としても400万円を認め、合計3000万円の慰謝料を認めています。慰謝料額としては、非常に高額な判断を示した一例ということができ、被害者救済の観点から大変参考になる裁判例といえます。なお、死亡による逸失利益についても判断を示しており、75歳までの就労可能性については認めませんでしたが、年金を考慮した適正な判断が示されているものといえます。