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交通事故により死亡した被害者(男性・19歳・給与所得者)の慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により死亡した被害者(男性・19歳・給与所得者)の慰謝料等を判断した裁判例

死亡による慰謝料

本件交通事故においては、アルバイト先から帰宅途中の被害者は、加害車両と衝突して転倒後、加害車両の底部に巻き込まれたまま、約212mにわたり引きずられた後、後輪に轢過され、死亡するに至ったものであり、被害者の無念さ、引きずられていた間の恐怖や肉体的苦痛は想像を絶するものである。そして、本件事故は加害者らの他人の生命を軽視した、身勝手な危険運転行為によって惹起されたものであり、通常の死亡事故とは性質を異にするものであるから、通常の交通事故における死亡慰謝料と同列に扱うのは相当ではないとし、死亡による慰謝料について3000万円、遺族固有の慰謝料として、被害者の父母に各300万円、被害者の兄に150万円を認めた。

死亡による逸失利益

被害者は高校中退後、飲食店に勤務しており、調理師免許取得に向けて実習を積むとともに、店長代理として勤務し、将来は自ら飲食店を経営する展望を有していたことからすると、基礎収入額は賃金センサス産業計・企業規模計・全労働者・中卒、全年齢平均賃金である459万8600円とするのが相当であり、生活費控除率50%とし、67歳までの48年間が就労可能年数となるから、死亡による逸失利益について、4156万4676円とした。

弁護士からのコメント

19歳の男性が被害者の事例です。本件交通事故は、6名の少年らが、2台の加害車両で引ったくりやおやじ狩り等の違法行為をしながら、危険運転行為(正面衝突する寸前まで接近して急ハンドルで衝突をかわす行為)をした結果、急制動の措置が間に合わず、被害者に衝突したものです。加害車両は被害者を車両底部に巻き込み、一旦停止しましたが、そのまま発進して被害者を引きずったまま200m以上走行し、さらに被害者の身体を後輪で轢過しました。

加害者が無免許であったこと、他人の生命を軽視した身勝手な危険運転行為であったこと等、事故の態様の悪質さが考慮され、基準額をかなり上回る、合計3750万円の死亡慰謝料を認めた裁判例です。