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交通事故により死亡した被害者(事故時80歳・女)の慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により死亡した被害者(事故時80歳・女)の慰謝料等を判断した裁判例

死亡による慰謝料

死亡による慰謝料について、被害者は高齢になっても多趣味であって、精力的に活動していたこと等から、2000万円が相当であるとされた。
交通事故により死亡した被害者(事故時80歳)の夫固有の慰謝料は、長年連れ添い、生活のうえでも実質的な支えとなっていた妻を失ったことによる精神的な衝撃の大きさや、夫の事故時の年齢(85歳)、被害者が死亡した後の夫の生活状況を考慮して、400万円とするのが相当であるとされ、被害者の子らの固有の慰謝料は、被害者の死亡後の子らの状況を考慮して、それぞれ100万円が認められた。

死亡による逸失利益

死亡による逸失利益について、就労可能年数が5年であるところ、休業損害の場合と異なり、事故直前の被害者の状況を考慮しても、事故の頃から5年の間の稼働能力を考慮するに当たっては、加齢による一定程度の稼働能力の喪失を検討せざるをえないとして、死亡逸失利益における基礎収入を、賃金センサス70歳以上女性平均賃金から3割を控除した金額とし、生活費控除率を60パーセントとして逸失利益が算定された。

弁護士からのコメント

死亡による慰謝料について、高齢者の慰謝料額を判断した事例ですが、その生活状況などに照らして、合計2600万円と比較的高額な慰謝料額を認めた事例といえます。特に、被害者の夫(85歳)の慰謝料額としては、400万円を認めており、他の裁判例に比べると、かなり高額といえます。その理由としては、長年連れ添ってきたこと妻を失ったことが挙げられており、事実関係を適切に考慮した裁判例といえます。