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交通事故により死亡した被害者(83歳・女性)の慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により死亡した被害者(83歳・女性)の慰謝料等を判断した裁判例

死亡による慰謝料

被害者の死亡、事故態様、遺族が被害者の子であることその他一切の事情を考慮すると、死亡による慰謝料は2400万円を認めるのが相当とした。

死亡による逸失利益

被害者が、遺族である息子及びその妻子と同居し、同居の家族がすべて就労していたことから、その家事の多くを行っていたこと、83歳という年齢でありながら、それなりに健康であったことなどに照らして、花子の本件事故当時における家事従事者としての基礎収入について、平成19年賃金センサス産業計・企業規模計・学歴計・女性労働者65歳以上平均(年額274万4、400円)の8割を相当とし、就労可能期間は、平均余命の約2分の1である5年間(ライプニッツ係数4.3295)と認めた。

弁護士からのコメント

死亡による慰謝料として、被害者が83歳という高齢者である事案において、2400万円の慰謝料を認めた裁判例です。被害者の年齢が80歳を超えている他の裁判例では、死亡による慰謝料額を2000万円程に止めている裁判例もある中では、比較的高額な慰謝料を認めた事例といえます。
この事案では、被害者がそれなりに健康であり、同居していた遺族の分も含めて家事を多くこなしていたことなどが指摘されており、慰謝料の算定においてもこのことが考慮されたものと考えられます。慰謝料額の算定においては、一般に、このような被害者の生活状況等が考慮されていると考えられます。
また、逸失利益の算定においても、このような被害者の生活状況を考慮した判断が示されています。交通事故により死亡した場合の慰謝料や逸失利益では、被害者の生活状況等を適切に考慮することが必要といえます。