弁護士法人 TLEO虎ノ門法律経済事務所 静岡支店 交通事故被害者相談

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交通事故により後遺障害等級併合4級(心房破裂による心房縫合、腸壁瘢痕ヘルニア、神経因性膀胱等)の後遺症を負った被害者(女性・症状固定時45歳・主婦)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級併合4級(心房破裂による心房縫合、腸壁瘢痕ヘルニア、神経因性膀胱等)の後遺症を負った被害者(女性・症状固定時45歳・主婦)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害慰謝料

被害者の後遺障害の程度については、後遺障害等級併合4級と認定されているが、腹部の瘢痕については、女子の外貌に醜状を残すものとの対象外とされ、後遺障害認定の対象とされていない。しかしながら、被害者ののど元には襟元の詰まった衣服等によって覆い隠さざるを得ない瘢痕があり、胸部から下腹部にかけて縦走する傷痕はV字形状に窪んでえぐれ、臍や腹部はでこぼこした様相を呈しており、仮にも通常程度の感受性のある女性がこのような傷を負わされたとするならば、それが誰であっても自分の体を見るたびに精神的苦痛を感じずにはいられないであろうと思わせる程に痛ましい状態である。これら事情に鑑みる限り、顔貌の醜状痕に準じるものと評価されるべきであるから、後遺障害による慰謝料について、後遺障害等級4級に対する慰謝料の額(1670万円)に加算し、合計1800万円を認めるのが相当とした。

後遺障害による逸失利益

症状固定時年度の賃金センサスによる平均賃金を基礎とし、22年間にわたって、労働能力を92%喪失するものとして、後遺障害による逸失利益について、4687万6444円とした。

弁護士からのコメント

45歳の主婦が被害者の事例です。後遺障害等級に認定されていない、のど元の瘢痕と胸部から下腹部にかけての傷跡について、顔貌の醜状の対象になるものではないものの、被害者に与える精神的苦痛を考慮し、顔貌の醜状痕に準じるものと評価されるべきであるとし、慰謝料の算定に当たって、加算事由とした裁判例です。