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交通事故により後遺障害等級9級10号(高次脳機能障害)の後遺症を負った被害者(女性・症状固定時23歳・地方公務員)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級9級10号(高次脳機能障害)の後遺症を負った被害者(女性・症状固定時23歳・地方公務員)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害慰謝料

被害者の入通院状況及び後遺障害の程度及びその内容に加え、本件交通事故後、加害者が被害者の職場を訪問した上、事故後に給与の額が減少していないにもかかわらず、本件事故により保険金を受領したのだとすると、保険金詐欺になるかもしれないなどと述べるなど、被害者の心情に対する配慮を全く欠いた対応等に鑑み、傷害分を併せ、慰謝料を900万円とした。

後遺障害による逸失利益

本件事故前後を通じて、被害者の収入が大幅に減少したわけではないものの、これは、勤務先の同僚等による援助や、被害者においても労働能力の低下による収入の減少を回復すべく特別の努力をしたことによるものである上、被害者の脳機能低下による適応力の障害が、将来的にその昇進、昇給等に影響を与える蓋然性が高いということができるのであるから、これら諸事情を考慮すると、症状固定時から就労可能な67歳に至るまでの44年間にわたって、その労働能力を30%喪失したものとみるのが相当である。また、被害者が地方公務員であることや本件事故前の収入に鑑み、後遺障害による逸失利益は1818万8165円とした。

弁護士からのコメント

小学校事務主事の女性が被害者の事例です。本件交通事故の前後を通じて、収入に大幅な減少はありませんでしたが、勤務先の同僚等の援助、被害者の特別の努力によるものであり、将来的に昇進・昇給等に影響を与える蓋然性が高いことから、逸失利益が認められた裁判例です。