弁護士法人 TLEO虎ノ門法律経済事務所 静岡支店 交通事故被害者相談

054-204-5620 24時間WEB予約

交通事故により後遺障害等級9級16号(右前額部の線状痕)の後遺症を負った被害者(女性・事故時7歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

HOME 後遺障害の裁判例 >交通事故により後遺障害等級9級16号(右前額部の線状痕)の後遺症を負った被害者(女性・事故時7歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

交通事故により後遺障害等級9級16号(右前額部の線状痕)の後遺症を負った被害者(女性・事故時7歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害慰謝料

線状痕の部位及び程度からすれば、髪型等で目立たなくできるとしても、女性として髪型の制限を受けること自体が精神的負担となりうること、本件事故当時7歳であった被害者が、今後成長期を迎えていく中で、線状痕の存在を気にして対人関係や対外的な活動に消極的になり、そのことが被害者の性格形成に影響を及ぼす可能性が否定できずないこと、具体的に労働能力への影響が生じる蓋然性が認められないとしても、将来選択できる職業に一定程度の制約が生じる可能性は否定できないことを踏まえ、後遺障害慰謝料は、870万円とするのが相当であるとした。

後遺障害による逸失利益

被害者の線状痕の部位及び程度からすれば、髪型や化粧などで目立たないようにすることは十分可能であり(髪型に制限が生じるとしても、これにより労働能力の喪失がもたらされるものではない。)、将来における労働能力に直接的に影響を及ぼす蓋然性を認めることはできないため、被害者の逸失利益は認め難いとした。

弁護士からのコメント

事故時7歳の女性が被害者の事例です。後遺障害等級9級の後遺障害慰謝料の基準額は690万円とされていますが、本件裁判例では、それを上回る870万円の後遺障害慰謝料が認められました。外貌醜状の後遺障害の事例では、逸失利益の算定が不可能な場合に、本件のように慰謝料で斟酌することがよく見られます。