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交通事故により後遺障害等級併合10級(骨盤骨の変形障害、生殖器障害等)の後遺症を負った被害者(女性・症状固定時22歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級併合10級(骨盤骨の変形障害、生殖器障害等)の後遺症を負った被害者(女性・症状固定時22歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害慰謝料

被害者の併合第10級相当の後遺障害の内訳は、第11級相当の生殖器の障害を含め第12級以上の後遺障害が5つ併存しており、被害者が本件事故時18歳で就職直後の若年の女子であったこと、後遺障害としては非該当のものも含め複数の広範な瘢痕が残存していること、生殖器障害により自然分娩が困難であり、第1子の出産に当たっては帝王切開を余儀なくされ、第2子以降についても同様であること等の事情を考慮すると、後遺障害に伴う慰謝料については相応の増額が必要であり、850万円とするのが相当であるとした。

後遺障害による逸失利益

本件事故に基づく後遺障害により、ネイリストとしての稼働を諦めざるを得なかったこと、立位や座位を数時間に渡って保持する必要のある職種への就業は容易ではないと認められ、被害者が就労の範囲を限定されたことは認められるものの、配偶者や親族の協力の下、専ら家事及び育児に従事し精神的な安定もほぼ取り戻しつつあり、自己の心身の状況に合わせて適宜の休憩を取ることも可能であるものと認められるのであり、損害の認定は控えめを旨とすべきとの実務をも考慮すると、労働能力喪失率は30%と認めるのが相当であるとした。

弁護士からのコメント

若い女性が被害者の事例です。後遺障害等級10級の場合、後遺障害による慰謝料の基準額は550万円とされていますが、本件裁判例では、若年女性に複数の広範な瘢痕が残ったことや、自然分娩が困難になったこと、現在育児や家事に従事するに当たり配偶者や両親、親族の助力を仰がざるを得ない状況にあり、今後も同様の状況が長期間継続すること等の事情から、高額の後遺障害慰謝料が認められました。