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交通事故により後遺障害等級併合11級(歯牙障害、外貌醜状)の後遺症を負った被害者(男性・症状固定時23歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級併合11級(歯牙障害、外貌醜状)の後遺症を負った被害者(男性・症状固定時23歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害慰謝料

労働能力の喪失は認められない歯牙障害と外貌醜状について、上の前歯5歯についての取り外し式の局部床義歯は、生活上の不便をもたらすほか、精神的にも相当な苦痛を与えるものと推察され、被害者が瘢痕の存在を気にして、対人関係や対外的な活動に消極的になることが間接的に労働の能率や意欲に影響を及ぼすことは考えられるため、後遺障害慰謝料の増額事由として考慮すべきであるとし、被害者に対する後遺障害慰謝料の額は、通常の併合11級の後遺障害慰謝料額にその3分の2を加算した650万円とするのが相当とした。

後遺障害による逸失利益

被害者の歯牙障害については、嚥下機能、咀嚼機能や発声機能に特段の障害が生じているとは認め難く、外貌醜状の瘢痕については比較的目立たなくなっており、瘢痕の存在のために配置転換させられたり、職業選択の幅が狭められるなどの形で、労働能力への直接的な影響が生ずることはないものと考えられるため、後遺障害による逸失利益について、0円とした。

弁護士からのコメント

成人男性が被害者の事例です。後遺障害が外貌醜状の場合、その後遺障害によって直接的な労働能力への影響が認められないと、逸失利益の有無自体が争われることが少なくありません。本件裁判例では、外貌醜状と歯牙障害につき逸失利益が否定されましたが、その点を後遺障害による慰謝料の算定において加算事情として斟酌しました。

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