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交通事故により後遺障害等級5級(脊柱の著しい運動障害、右上肢の機能障害、骨盤骨の著しい変形、右膝の神経症状)の後遺症を残した被害者の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級5級(脊柱の著しい運動障害、右上肢の機能障害、骨盤骨の著しい変形、右膝の神経症状)の後遺症を残した被害者の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害等級

被害者が自賠責の認定した後遺障害等級が不相当と主張したことについて、自賠責の認定は相当であるとして、後遺障害等級は、脊柱の著しい運動障害が6級5号、右上肢の機能障害が9級相当、骨盤骨の著しい変形が12級5号、右膝の神経症状が14級10号にそれぞれ該当するから、これらを併合して5級相当となるとされた。

後遺障害慰謝料

後遺障害による慰謝料について、原告の右上肢の後遺障害については、前記のとおり一定程度の関節可動域は得られているものの、動きが遅く、かつ、ぎこちないなど、可動域の数値のみでは評価し尽くされない障害が残存していることに鑑みれば、後遺障害慰謝料は1450万円が相当であるとされた。

後遺障害による逸失利益

後遺障害による逸失利益について、労働能力喪失率については、被害者が現在地方公務員としての職を得て健常者と変わらない給与を得ていることを考慮すべきである反面、後遺障害により原告に相当程度の労務への影響が生じていることは否定しがたく、原告が現在就労して前記給与を得られているのは、原告が特段の努力によって労働能力の不足を補っている結果によるところが大きいと評価すべきものであることなどを総合的に考慮して、75%とみるのが相当であるとされた。

弁護士からのコメント

後遺障害等級5級という重度の後遺障害を負っていながら、被害者が公務員として給与面では他の職員と特段異なる金額が支給されているわけではなかったため、その逸失利益等が争われた事案です。判決において、「被害者が本来右利きであったが、後遺障害のため、パソコンの入力が左手でしかできない、自動車の運転ができない、荷物の運搬等も左手のみに頼らざるを得ない等の職務上の不都合があるほか、日常生活上も種々の不便を生じていること」などが適示されて労働能力喪失率が75%とされています。被害者の救済を図った大変参考になる裁判例といえます。

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