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交通事故により後遺障害等級併合7級(外貌醜状等)の後遺症を残した被害者(症状固定時27歳・女・海上自衛官(三等海曹))の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級併合7級(外貌醜状等)の後遺症を残した被害者(症状固定時27歳・女・海上自衛官(三等海曹))の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、被害者の性別、年齢、後遺障害の等級認定では触れられていない顔面の傷痕の存在、被害者が海上自衛隊への入隊当初から強く希望していた乗船勤務が事実上不可能となっていること、本訴における当事者の主張等、本件に関する諸般の事情を総合考慮すると、後遺障害について、純粋にその精神的苦痛を慰謝するための慰謝料として、1100万円を認めるのが相当である。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害(後遺症)による逸失利益について、身体的な能力が特に重視される海上自衛官として、外貌醜状自体についての労働能力の喪失をさほど観念することができないとしても、一方で、顔面の知覚異常による意思疎通についての一定の障害や左下腿の後遺障害については相当程度評価すべきであり、現実の収入上の不利益等も考慮すると、原告の労働能力喪失率は35パーセントと認めるのが相当であるとされた。

弁護士からのコメント

顔面に著しい醜状の後遺症を残した被害者(女性・海上自衛官)の慰謝料や逸失利益等を判断した裁判例です。外貌醜状は、性別や職業により労働能力の喪失率が変わると考えられますが、この事例では、「身体的な能力が特に重視される海上自衛官として、外貌醜状自体についての労働能力の喪失をさほど観念することができない」と判示されています。一方で、身体的な後遺障害等を考慮し、最終的な労働能力喪失率は35パーセントと判断しており、また、自衛官を退官した後においては、外貌醜状により再就職に影響が生じることなども指摘されており、外貌醜状による労働能力の喪失を適切に認定した大変参考になる裁判例といえます。

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