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交通事故により後遺障害等級併合9級(四肢の機能障害、醜状障害、PTSD)の後遺症を残した被害者(症状固定時27歳・男・会社員)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級併合9級(四肢の機能障害、醜状障害、PTSD)の後遺症を残した被害者(症状固定時27歳・男・会社員)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、後遺障害による労働能力喪失の程度を考慮すれば、830万円を相当とした。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害(後遺症)による逸失利益について、被害者の後遺障害については、あくまで自賠責保険の後遺障害等級認定としては併合第9級と扱うほかないとしても、それによる労働能力喪失率としては、四肢の機能障害及びPTSDを総合考慮して45%の労働能力を喪失したものと認めるのが相当とした。

弁護士からのコメント

自賠責の後遺障害等級認定では9級と評価せざるを得ない事例において、四肢の機能障害が生じていることを考慮し、8級相当の労働能力喪失率を認めた事例です。自賠責の後遺障害等級認定では、複数の後遺障害がある場合には、その各後遺障害の等級を考慮してある程度の定型的なルールに従って後遺障害等級が認定されます。そのため、裁判手続きで個別具体的な労働能力の喪失率が争点となることがあります。この裁判例も、右下肢の機能障害がある場合と四肢の機能障害がある場合で労働能力の喪失率が同じになりかねなかったため、より実態に沿う判断がなされており、大変参考になる裁判例であるといえます。
なお、判決文中では、「第9級相当の労働能力喪失率であるとして35%とするというのでは、右下肢にのみ後遺障害があるものとそれに加えて四肢に後遺障害があるものの労働能力喪失を同じく評価するということになるが、そのような結論は常識的に理解しがたいものである。」と説示されています。

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