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交通事故により後遺障害等級併合10級(両眼の滑車神経麻痺等)の後遺症が残った被害者(女性・看護師)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級併合10級(両眼の滑車神経麻痺等)の後遺症が残った被害者(女性・看護師)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、後遺障害による労働能力喪失率は40%と認められること、左肩関節の機能障害について、労働能力に影響を与えないものの、運動可能領域の制限が認められること、そして、眼の障害が日常生活に及ぼす様々な支障をも考慮して、800万円が相当とされた。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害(後遺症)による逸失利益について、「正面を見た場合に複視の症状を残すもの」という後遺障害により労働能力を喪失しているところ、「1眼が失明し、又は1眼の視力が0.02以下になったもの」は第8級1号に該当し、労働能力喪失率は45%とされていることや、「両眼の視力が0.6以下になったもの」や「1眼の視力が0.06以下になったもの」は第9級1号、2号に該当し、労働能力喪失率は35%とされていることなどを考慮し、喪失率を45パーセントが相当とされた。

弁護士からのコメント

「正面を見た場合に複視の症状を残すもの」の後遺障害による慰謝料や逸失利益が争点となった事例です。10級の事案においては、慰謝料が500万円前後、逸失利益の労働能力喪失率が30%前後とされることが多い中で、高額な慰謝料と高い労働能力喪失率が認定された事案といえます。なお、被害者は、看護師としての仕事を続けられなくなっていることについても裁判所は次のように考慮しています。
「看護師という職業にかんがみると、眼の異常がその業務遂行に及ぼす影響は多大であるといえ、被害者は、看護学校を卒業し、平成9年ころから看護師として稼働していたところ、複視の影響により、看護師としての業務に従事することができなくなり、退職を余儀なくされたものと認められる。」

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