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交通事故により後遺障害等級13級(左腎臓の機能喪失)の後遺症を負った被害者(女性・症状固定時3歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級13級(左腎臓の機能喪失)の後遺症を負った被害者(女性・症状固定時3歳)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

後遺障害(後遺症)による慰謝料について、体格が成人期に達するまでは定期的な検査・受診が必要であり、通常であれば風邪が原因と思われる発熱であっても病院に通院して診療してもらわざるを得ない負担を強いられている状況にあることや、今後腎機能の全廃の危険性等の不安を抱えながら生活していくことを余儀なくされることなどの事情から、230万円が相当とされた。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

判決時点における右腎臓の機能は正常であり、一つの腎臓でも生体活動を維持していくうえでの機能は最低限あるとされているが、身体の成長とともに相対的に腎機能が低下する可能性が高く、右腎臓の腎機能は予備力がないことなどから、残存する右腎臓の腎機能にできるだけ負担をかけない生活上の不利益を受け、あるいは就労上の配慮を要することになると予測できる。したがって、将来の就労期間(18歳から67歳まで)において、九%程度の労働能力を喪失し、女子年少者の逸失利益の計算における基礎収入額は、男女を含む全労働者の全年齢平均で算定するのが一般的であるため、逸失利益は370万1249円とした。

弁護士からのコメント

症状固定時3歳の女児が被害者の事例です。一つの腎臓でも生体活動は維持でき、食事制限や運動制限は不要と診断されましたが、被害者が小児であるため、今後成長とともに腎機能が低下する可能性が高いこと、腎機能は予備力がない状態であるといったことや、特に被害者の場合、同年代の子供と比べて溶連菌に感染することが少なくないところ、この溶連菌は感染すると急性腎炎を引き起こす可能性もあるとされていることも考慮し、逸失利益を算定した裁判例です。

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