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後遺障害等級14級5号(下肢部の瘢痕拘縮性ケロイド)の後遺症を負った被害者(事故時24歳女性)の裁判例

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後遺障害等級14級5号(下肢部の瘢痕拘縮性ケロイド)の後遺症を負った被害者(事故時24歳女性)の裁判例

事案の概要

自転車を運転していた被害者(当時24歳の独身女性)が後方から普通乗用自動車に追突された。合計80日の入院日数を要する顔面挫創、鼻骨骨折、右膝裂創、上下肢擦過傷、上歯列骨折、頭部外傷、頸椎捻挫等の傷害を負い、外傷性膝蓋骨滑液のう腫の傷病が生じるとともに、被害者の左膝前部及び右膝後部に瘢痕拘縮性ケロイドが残った。
自賠責の後遺障害等級認定手続において、歯牙傷害、醜状障害、神経症状のそれぞれについて、14級2号(三歯以上に対し歯科補綴を加えたもの)、5号(下肢の露出面に手のひらの大きさの醜いあとを残すもの)、10号(局部に神経症状を残すもの)に該当する旨の認定を受けた。

後遺障害(後遺症)による慰謝料

本件交通事故の態様、被害者の傷害の部位、程度、入通院期間、後遺障害の内容、その他本件に現れた一切の事情を斟酌し、300万円とした。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

後遺障害のケロイドによる痛みは、年をとるとともに増幅されるものであること、本件交通事故の前後で現実に被害者の収入が減少していることから、被害者が就労を始めた25歳から、被害者の主張する稼働可能年齢である55歳までの期間を通じて、労働能力5%を喪失したとするのが相当とした。

弁護士からのコメント

若い女性が被害者の事例です。後遺障害慰謝料の算定に当たり、事案の内容に即し、「本件事故時24歳の未婚女性であったこと、笑顔に対する自信を喪失したことが認められるなど、被害者に慰謝すべき精神的苦痛を与えたことを否定することはできないとした上で、被害者の外貌は十分に魅力的であり、恋愛・結婚をはじめとして、人間としての魅力が、単なる外面上の美醜ではなく、本質的には、その人の内面的な輝きによって決せられることは他言を要しないところでもあり、被害者の内面的魅力は何ら失われていないことが認められる」ことを補充しました。後遺障害等級14級の後遺障害慰謝料の基準は110万円とされているので、被害者の具体的事情を深く考慮した裁判例といえます。

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