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交通事故により後遺障害等級1級の後遺症を負った被害者(男性・症状固定時28歳・副住職)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により後遺障害等級1級の後遺症を負った被害者(男性・症状固定時28歳・副住職)の後遺障害慰謝料等を判断した裁判例

後遺障害(後遺症)による慰謝料

被害者の後遺障害の内容・程度等諸般の事情を考慮すると、後遺障害による慰謝料は2600万円が相当であるとした。

後遺障害(後遺症)による逸失利益

被害者の年齢、学歴(大学理工学部卒業、同博士前期課程修了)、将来の予定などによれば、本件事故がなければ、67歳までの間、おおむね平均して賃金センサス産業計・企業規模計大卒男性労働者の全年齢平均賃金の収入を得られた蓋然性があったと認められる。そして、被害者の後遺障害は、67歳までの39年間、労働能力の100%を喪失するものであったと認められるから、後遺障害による逸失利益は1億1422万8314円となるとした。

弁護士からのコメント

寺の副住職の男性が被害者の事例です。本件事故前年の収入は350万円でしたが、年齢や学歴、将来の予定(被害者の弟が大学を卒業して寺の跡を嗣いだ後、弟の補佐的な仕事をしながら、併せて理工学系の仕事あるいは研究に従事するつもりであったこと)などの事情から、賃金センサスによる約671万円の収入を得られた蓋然性があったと認められた裁判例です。

なお、交通事故により被害者が死亡した場合、逸失利益から生活費を控除することになります(後遺障害の場合は控除しません)。本件では、被害者は本件事故による後遺障害の症状固定後79日後に死亡していますが、被害者の死亡と本件事故との相当因果関係を認めるのは困難であるから、生活費控除をするのは相当ではない、と判断して生活費が控除されませんでした。