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交通事故により死亡した被害者(61歳・男・無職)の慰謝料等を判断した裁判例

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交通事故により死亡した被害者(61歳・男・無職)の慰謝料等を判断した裁判例

死亡による慰謝料

死亡による慰謝料について、被害者本人分として1900万円が認められた。
遺族の慰謝料として、被害者の姪に関して、被害者が実質的に父親として長年にわたり育ててきたことから、姪の精神的苦痛に対する慰謝料100万円が認められた。また、遺族である被害者の妹につき、被害者と50年以上一緒に暮らし、扶養される関係にあったこと、姪が結婚した以降は被害者と妹との二人暮らしであったことから、妹の精神的苦痛に対する慰謝料300万円が認められた

死亡による逸失利益

死亡による逸失利益として、55歳で定年退職後求職相談に行くなどしていたが、事故に遭うまで7年以上の間職に就いていないこと、及び被害者の年齢に照らすと、被害者が事故当時受給していた老齢厚生年金及び大阪府印刷工業厚生年金基金の年間合計額をもって基礎収入とするのが相当であるとされた。また、被害者が事故当時受給していた老齢厚生年金及び大阪府印刷工業厚生年金基金の年間合計額をもって基礎収入とし、生活費控除率を60パーセントとして算定された。

弁護士からのコメント

死亡事故の被害者が定年退職後の独身男性の事例です。死亡による慰謝料としては、被害者本人の分として1900万円の慰謝料が認められ、同居していた遺族である姪の固有の慰謝料として100万円、妹の固有の慰謝料として300万円が認められています。死亡事故では、遺族の固有の慰謝料が認められることが多いですが、この事例程の慰謝料額が認定されることが少なく、また、親や子の他、姪の慰謝料まで認められることは少ないといえます。この裁判例では、姪が被害者に長年にわたって育てられてきていたことなどが考慮されており、実態に即した判断が示されたものといえます。なお、死亡による逸失利益については、被害者の年収において年金を考慮した基礎収入を算定しています。死亡事故の被害者の慰謝料や逸失利益を算定する際に、大変参考になる裁判例といえます。

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